コラム

海外シェアハウス歴3年目の私が思う、シェアメイトと上手くやっていくために必要なこと

こんにちは!アイルランドはダブリン在住、ウェブライターのハルノ(@haruno_sudo)です!

 

早いもので、アイルランドに来てもう2週間がたち、ホステルからシェアハウスに移ってきたこともあり、ちょっと気持ちが落ち着いてきています。

 

私は、2014年のオーストラリア留学を機に、初めてひとり暮らしをしました。ひとり暮らしといっても、学生でお金もないため、(いまもないけど)もちろんシェアハウスです。

 

そして、気づいたらそんな海外シェアハウス生活も、もう3年目。

 

ホームステイや、シェアルーム、シェアハウス、バックパッカーでのシェアなど、計6か所でいろんなタイプのシェアハウスを経験してきました。

(旅中の短期滞在を含めるともっとありますが…。)

 

今のシェアハウスに移動してきて、およそ1週間ほどですがルームメイトとも問題なく、楽しく毎日を過ごしています。

 

 

『ダブリンでの部屋の探し方』、『 私の激安シェアハウスはどんなところか?』ということはまた別記事で近々公開します。

 

いまでこそシェアハウスを楽しんでおりますが、最初のオーストラリアでのおよそ10か月のシェアハウス生活はぶっちゃけ苦痛でした。

 

気づいたら、なんだか私ばっかりシェアハウスの中で我慢している気がして、「こっちは気を使っているのになんで!」と、留学時のシェアハウスではかなり憤っていた記憶があります。

 

しかし、今回住んでいるシェアハウスではなんか上手にいってる。なんだったらシェアメイトとも仲が良いです。

 

その理由を考えたところ、自分の考え方に変化があったことに気づきました。

 

 

なので今回は、私が感じたシェアメイトと上手にやっていくために必要な考え方をご紹介します。

 

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家事のペースの違い

私は、オーストラリアの留学中特に家事に関しては我慢したな~と思うことはいくつかありました。

 

『一つしかない洗濯物干しに、ひたすら物がかかってるから、私の物を干すタイミングがない…』とか、

 

『洗い物をすぐに洗ってくれないからキッチンが片付かない…』とか

 

イライラしてたのを覚えています。

 

 

でも、気づいたのはこれはルームメイトの生活スタイルだったていうだけのこと。

 

洗濯物も、洗い物もすぐにはやってくれないけど、放っておいたら後でちゃんとやってくれる。掃除だって言わなくても、気づいたらやってくれているときもある。

 

 

ただ、私と家事のタイミングが違うというだけの話だったのです。

 

それでも延々と皿洗いを先延ばしにされては困るので、その時はちょっとだけ声をかければよかっただけの話。

 

先日こんな記事を読みました。内容は、日本人は女性が家事を頑張りすぎているという話です。例えば、

 

日本の主婦のほぼ半数(48.4%)が、「トイレ掃除は毎日すべき」と考えている。これに対し、そう思っている夫は2割弱。また、食器を1日3回以上洗う人の割合は、日本では55.5%。イギリスでは27.3%、アメリカでは8.3%、スウェーデンでは7.7%という大きな開きがある。

(出典:「家事をきちんと」日本人を悩ませまくる呪縛 なぜ夫が全然手伝わない社会になったのか、東洋経済オンライン

 

この記事にもあるように、日本人女性は家事を頑張ってしまう傾向があり、他の国で生活をしていた人からしてみれば、『やりすぎ』である可能性が高いです。

 

確かに、私が留学生活を送っていたオーストラリアは、慢性的な水不足が懸念されているため、食器洗いは一日一回まとめて行う。

 

しかも、その洗い方も桶に水を張って洗剤を垂らし、そこに皿をくぐらせる、というちょっと日本人では考えられない皿の洗い方をします。

 

これに気づいてからは、

 

私がこれまで普通だと思っていた、生活のスタイルや家事のスタイルが根本的に他の国の人と違っている。

しかし、私はこれまでの常識にとらわれて、ひとりピリピリしていたのではないのだろうか?

 

と考えるようになりました。

 

それは我慢ではなく、多様性を認めることだ

 

そして、私がイライラしていた対象であった、他の生活スタイルを容認するということは決して我慢なんかでなく、

 

多様性を理解するという行為だったんだなぁ。

 

と最近になって思います。

 

よく、他人と一緒に住むには『我慢が必要』とか『忍耐がいる』、とか聞きますよね。

 

それもきっと我慢でなくて、その人と自分との違いを知るという多様性を認めるということなのではないでしょうか。

 

自分と同じ環境で育ってきたわけではないため、決して他人と同じ生活スタイルになるはずありません。

 

考え方も違うし、生活のリズムも違う。仕事も違えば勉強してきたことも違う。

 

そんな違いを持つ何人かが同じ家で生活するのだから、何かしら自分と違う点があるのは当たり前。

 

それを我慢すると捉えるのではなく、多様性を認める、という行為なんだと考えたらかなりスッキリしました。

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それはおごりではなかったか

私はしばしば、自分はそのシェアハウスに貢献していると勝手におごっていたのだなと思いました。

 

 

自分はいつもこんなに綺麗に部屋を使用している。

自分は相手の睡眠を邪魔しないようにすごく静かに生活している。

 

そんな、自分への自負があったのではないかな、と思うのです。

 

そのため、ちょっとしたことでも、『このルームメイトは他の人を配慮していない』とか感じて、『なんで私ばかり我慢して…』と自分で自分の首を絞めていたのです。

 

でも、当の本人のルームメイトたちは、私の気遣いなんて気づかないし、大抵のことはどうでもよかったのですね、きっと。

 

ある程度の生活が保てていれば、ルームシェアなんだから当たり前、みたいな考え方が私には足りていなかったんじゃないかな。

 

私が相手のことに対して不満に思うように、絶対どんなに気を付けていても相手も私の行動に対して「嫌だな…」と思う箇所があったと思います。

 

例えば、

シャワーが長いとか

キッチンを使ってる時間が長いとか…。

 

しかし、きっと私はそれを忘れて自分ばっかりみんなのことを考えている、なんて思っていたのだと思います。

 

自分ばっかりちゃんとして…なんて勝手な私のおごりだったわけです。

 

期待しすぎていた

ルームメイトとうまくコミュニケーションを取れずに仲良くなれなかったのは、彼らに期待し過ぎていたということがあったのだと思います。

 

 

自分が一人でいたら、声をかけてくれるんじゃないのか

週末になったら一緒にどこかに誘ってくれるんじゃないか

 

とか、勝手にひとり期待していたわけです。

 

もちろん私から話しかけたり、どこかに誘って…なんてこともしてみたりしましたが、それも圧倒的に数が足りなかったんだと思います。

 

一緒に生活しているのだからご飯を一緒に食べたり、なんだったら掃除も一緒にしたり…とか、日常のなかでもっとルームメイトと過ごせる時間を取ればよかったな…と感じています。

 

ルームメイトと本当の意味で仲良くなるために、私は人に期待しすぎて自分からもっと仲良くなろう!という行動が足りなかったんだろうな。

 

もっと仲良くなってたらシェアハウスももっと快適なものだったと思います。

 

頼ることができていたか

もっとルームメイトを頼ってよかったんじゃないのかな、と思いました。

 

私がシェアハウスに引っ越してきたとき、 ルームメイトが荷物を整理するのを手伝おうか、と提案してくれたのですが断りました。

 

手伝ってもらうのってなんだか申し訳なくて。

 

相手に迷惑をかけまいと思って、頼ることを避けてしまうのですよね。でも一緒に住んでいるからもっと頼っても良かったんだと思います。

 

例えば、

 

『皿を洗えないくらい忙しいときに、洗っておいてくれない?』とか

『どうしようもない雨のときに、車を持っているルームメイトに迎えに来てもらう』とか

『買い忘れたものをルームメイトに買ってきてもらうように頼む』とか…。

 

とにかく、困ったときはルームメイトに何かお願いごとをするのも大切な一緒に住む要素だったんだな、と感じました。

 

私の友人のフランス人は、ルームメイトのメキシコ人と長年の友人みたいに仲良くなっていました。それは、彼女がそのメキシコ人の友達を完全に信頼して、頼りたいときは頼る。

 

そして彼女自身も、相手を助けることを忘れない。

 

申し訳ないな、と最初は思うかもしれないけど、頼りになったあとにちゃんとお礼をしたり、逆に困っているときには助けてあげたりすることで、また絆が生まれてさらに仲良くなれます。

 

だから時には、ルームメイトを頼って、

 

『自分のこともいつでも頼っていいよ』

 

というスタンスで居られるようにしました。そうすると、相手に何かお願いごとされても気持ちに余裕が持てるし、私も困ったら頼ろうという考えでいられます。

 

自分のことを話していたか

コミュニケーションを心掛けて質問もいっぱいしているのに、なぜかルームメイトと仲良くなれないな~と感じていたときに、気づいたのは彼女彼らは、私のことを全く知らない、ということ。

 

『今日の授業でどんなことを学んだのか』

『今日の面白かったこと』

『自分の友達や家族のこと』

 

自分がどんな人物像なのか、相手が想像つくように話すことが出来ていなかったんですよね。

 

自分は日本人で、英語を勉強していて、黒髪で…

みたいなことはわかるけど、私が日々どんなことを感じて何を楽しく思って生きているかわからないと、きっと相手も私に興味を持ちづらかったと思うんです。

 

だから、相手にたくさん質問をするのもそうだけど、自分のことを積極的に知ってもらうことも重要なんだな~、と最近では感じています。

 

シェアハウスは考え方次第で快適に過ごせる

こんな感じで反省点をつらつら述べましたが、今は最初のシェアハウスで学んだことを活かしながら、いまのシェアハウスでの生活につながっています。

 

海外でシェアハウスに住んでいると、いろんな国の人と出会えたり 、いろんな価値観を知ることができます。

 

私がいまこのブログを書いているリビングでも、ブラジル人、ロシア人、スコットランド人がいてかなり多国籍。

 

みんなと話してると、異国でひとりでも全く寂しくないです。

 

なので、いまではシェアハウスは海外生活での楽しみの一つ。前向きにシェアハウスでの違いを楽しんでいます。

 

皆さんもいろいろトラブルはあると思いますが、シェアハウス生活を存分に楽しんでくださいね~!

 

先にも書きましたが、次回はダブリン格安シェアハウスに住む私が考える、『私がダブリンで部屋を見つけた方法』『部屋探しのポイントのなるところ』をご紹介します!お楽しみに

 

(photo/ Sunshine Coast, Australia)

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ABOUT ME
ハルノ
ハルノです。 なんだか窮屈になり、外に飛び出しました。 皆を癒すゆるキャラになりたいのですがこの爆発した気持ちを抑えきれません。 ライティングしてます。 ご依頼はお問合せフォームまたはSNSからメッセージください。