こんにちは!ウェブライターのハルノ(@haruno_sudo)です!
みんな大好き!10月末に迎えるイベントとは何でしょう?(せーの)
ハロウィン!!!
ですよね!?
ハロウィンってアイルランドが発祥の地ってご存知でしょうか?
先週、アイルランド大使館主催のセミナーに参加させていただきました。
セミナーの内容は「アイルランドとハロウィン」
アイルランド伝承文化研究科である渡辺洋子氏と、アイルランド出身のジャーナリストであるJJオドノフー氏によるプレゼンテーションから「アイルランドとハロウィンの関係性」について学んできましたので共有させてください!
Contents
ハロウィンの発祥地アイルランドとケルト文化
紀元前5世紀ほどに遡ります。この時期のアイルランドにはケルト人の様々な部族がヨーロッパから移り住み、独自の文化を持つきっかけとなりました。
アイルランドには新石器時代から住んでいた人々が巨石墳墓などの石の建造物などを作成し文化を形成してきました。これに移住してきたケルト人が彼らの無形文化を組み合わせていったのです。
ケルト人が持つ無形文化は、想像を巡らせて作られた物語や妖精などの世界。
この不思議な世界と、現実世界を組み合わせてアイルランドのケルト文化は発展しました。
このケルト人の文化とハロウィンが深い関わりがあるのです。
季節の移ろいを大切にするケルト文化
物語の世界と現実世界の融合のほかに、ケルト文化が大切にしているのは季節の移り変わりを感じること。
エメラルドの島との愛称がつけられるほど、自然豊かな国であると言われるアイルランド。
そのため、自然との密接な関係にあるケルト人は季節の変化もその生活の中に多く取り入れられていたのです。
その文化の特徴はケルト人のお祭りにも表れています。
実はハロウィンも、古代アイルランド人が行っていた「サウェン(Samhain)」というお祭りが由来となっているのです。
ケルト人には季節に合わせて4つのお祭りがあります。
春の始まりを祝う「インボルク」
夏の始まりを祝う「ベルティネ」
秋の収穫を祝う「ルーナサ」
そして、明るい夏が終わり暗い闇の季節に突入していく10月31日から11月1日にお祝いをするのが、ハロウィンの起源となる「サウェン」なのです。
サウェンに何をするのか
サウェンでは2つのことが重要視されています。
1.暗い季節に突入する前に、太陽の恵みをふんだんに浴びた収穫物をサウェンの前にすべて取ってしまうこと。
落ちている山の木の実を拾い、熟していなくても木についている果実や木の実は収穫しました。また、家畜も冬を越せないと見越したものは祭りでふるまわれたそうです。食べきれなかったものは塩漬けや燻製にすることによって保存していました。
家畜の骨は焚火で燃やされ、これが焚火の英語訳となる「bonfire=bonefire」の起源と言われています。
2.異界との隔たりが弱まり、妖精などが姿を現したり死者がこの世で徘徊するようになるということ。
死者がこの世に訪れるというこの言い伝えから、自分の大事な先祖を大切にしなさいよ!という警告の意を込めて子どもが仮装に身を包み家々を回る風習が生まれたそうです。
「Trick or Treat」(おもてなしをしなきゃいたずらしちゃうぞ!)
という文言もこれが由来です。
異界との隔たりがなくなることで、ハロウィンには不思議なことがたくさん起こるとアイルランドでは信じられています。
実際に過去にはハロウィンの夜当日はなんだか不気味な出来事も起きていたようです。
セミナーの講師である渡辺洋子氏の絵本でアイルランドのちょっぴり怖いお話がまとめられています。
3話あるなか、なんと2話は実際にハロウィンの夜に起きた話!小学校低学年向きの絵本ですが、アイルランドの生活がわかるような挿絵もあり大人も一緒に楽しめる絵本となっています。
アイルランドハロウィンの伝統的な祝い方
今日行われる大規模な仮装パレードのようなハロウィンイベントは、19世紀の半ばに飢饉によりアメリカに逃れたアイルランド人が現地で始めたもの。そのため1960年代から70年代までのアイルランドでは昔ながらのサウェンの祝い方でハロウィンを祝っていました。
サウェンの祝い方も決して厳かなイベントというわけではなく、近所の人や家族と楽しむことができるものでした。
伝統的なサウェンでやること
・収穫した木の実を石でたたきつけて割る
・収穫した林檎をパン食い競争のように天井からつるし遊ぶ
・水を張った樽に林檎を浮かべる
・焚火の側で妖精の話や聖人の話を聞く
その中でもアイルランドのハロウィンで印象的であったのはフォーチュンクッキーのような役割を持つ「Bambrack Barin Breac」(バーンブラック)という伝統的なパウンドケーキです。
調理の際にケーキ内に混ぜたいくつかのアイテムから運勢を占います。切り分けられた自分のケーキにどんなアイテムが入っているのか見るのがこの伝統的なケーキを楽しむ一つなのです。

《アイテムとその意味》
・Pea(豆)
次の年に結婚の機会はないでしょう
・Stick(棒)
結婚が上手くいかないかも知れない。喧嘩が多くなります。
・Piece of cloth (布切れ)
不運や貧乏になるかも知れません。
・Coin(小銭)
幸運や富をもたらします。
・Ring(指輪)
結婚間近かも知れません。
アイルランド現在のハロウィン
伝統的な祝い方ももちろん行いますが今日のアイルランドでは、アメリカや日本のように仮装のパレードが行われます。これが始まったのが1980年代ごろですが、アメリカにも引けを取らない規模となっています。
アイルランドではハロウィンは国民の休日とされており、首都のダブリンはもちろんのこと、他の都市でも大きなイベントが満載です。
特に大規模なイベントとなっているのは北アイルランドのデリーという街のハロウィンイベントです。闇の中にライトを駆使した仮装や大きな作り物のパレードが浮かび、多くの人を魅了しています。
デリーのこのハロウィンイベントはその人気から2015年のUSA Todays readersが選ぶハロウィンのおすすめスポットのナンバーワンに選ばれました。
ハロウィン伝統的な料理
アイルランドのハロウィンでは家族で一緒に食事を楽しみます。
私もセミナーでちゃっかりハロウィンメニューを頂いてきました。
アイルランドでは肉をメインにサンドイッチやハム、サラダに加えて、たくさんのスイーツも楽しみます。
《パンプキンパイ》

ハロウィンならではのちょっぴりホラーなお菓子を作ってみるのも面白いですよね。
《チョコレートの目玉》

《赤い血のマフィン》

《メレンゲおばけ》

もちろんバーンブラックも。
中から指輪が見つかる。(いーなー)

魅力満載のアイルランドのハロウィン。是非一度は現地に足を運んで楽しんでくださいね!
アイルランドをもっと知りたい!おすすめイベント
今年はアイルランドまで行けないよ!
という方におすすめのイベントです↓
ザ・チーフタンズ Forever Tour
アイルランドの国宝級バンドである「ザ・チーフタンズ」が来日し、全国ツアーをします。結成55周年を迎えた今でもなお、ケルト音楽の第一人者として活躍しています。
全国ツアー日程
11/23(木)所沢市民文化センターミューズ
11/25(土)滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
11/26(日)兵庫県立芸術文化センター
11/27(月)Zepp Nagoya
11/29(水)渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール
11/30(木)Bunkamura オーチャードホール
12/2 (土)長野市芸術館メインホール
12/3 (日)よこすか芸術劇場
12/8 (金)オリンパスホール八王子
12/9 (土)すみだトリフォニーホール
ご予約・お問い合わせ↓
プランクトン TEL:03-3498-2881(平日11時~19時)
または公式ウェブサイトから
http://www.plankton.co.jp/chieftains/
Irish Culture Week 2017/ Seamus O’ Hara Irish Pub
アイルランド文化を代表するアイリッシュパブに訪れてみませんか?
Seamus O’ Hara Irish Pub(シェイマスオハラ)ではアイルランドの文化を体験できるイベントが10/31(火)から11/5(日)まで開催されます。
ハロウィン当日に仮装して来店した方にはハロウィン限定オリジナルカクテルゲットのサービスも!マジックやバルーンアートなど家族でアイリッシュパブを楽しめるイベントを用意している日程もあります。
《店舗情報》
Seamus O’hara
シェイマスオハラ
【営業時間】17:00 – 26:00
【定休日】月曜日
品川区小山3-24-14
Tel:03-6421-5656
Mail:seamus.ohara.irishpub@gmail.com
Irish Culture Week 2017/巨人のシチューハウス
伝統的なアイルランド料理を楽しむことができる巨人のシチューハウスでは10/28(土)、11/1(水)~11/5(日)までアイルランドとケルト文化に触れることができるイベントを行います。仮装イベントだけではなく、ケルト語を学ぶワークショップやアイルランドの民族音楽で使用されるアイリッシュエルボーパイプのライブなど、内容は盛りだくさんです。
《店舗情報》
巨人のシチューハウス
品川区豊町1-3-11
TEL:03-6426-7803
HP:http://www.kyojin-stewhouse.com/
WeBanjo 3来日公演
アイルランドの伝統音楽シーンを引っ張っている今注目の若手バンドであるWeBanjo3が来日します。アイリッシュミュージックとブルーグラスミュージックを組み合わせた新しい音楽を是非体感してみてください!
10/16(月)渋谷クラブクアトロ
10/18(水)梅田クラブクアトロ
詳しくはこちら
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プランクトン TEL:03-3498-2881(平日11時~19時)
または公式ウェブサイトから
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