ワークライフバランスを考える。オーストラリアで感じた日本との違い

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こんにちは!ウェブライターのハルノ(@haruno_sudo)です!

私は昨年の3月から今年の3月までの1年間と、大学在学中の10か月ほどをオーストラリアで過ごしました。

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それ以来オーストラリアは大好きな国、そして私の帰りたい国ナンバーワンを誇っているのですがその理由の一つに労働との向き合い方があります。

ということで今回は私が思うオーストラリアと日本の労働に対する考えの違いについてです。

過労死(KAROSHI)という単語はこのままでも他国の方が理解できてしまうほど、世界でも有名な日本の労働環境の悪さ。

対してオーストラリア人の労働は日本人の労働とはどう異なるのでしょうか?

オーストラリア人は働かないという噂

オーストラリアと言えば、

Take it easy! (気楽にいこーぜ)
No worries!(気にすんなよ)

気楽に!とか。自由!とか。細かいことは気にするな!のイメージが強いと思います。
失敗しても気にしない。自分のペースを保ち気楽に生きる。

その中に紛れる、「オーストラリア人働かない説」

そしてこの説が多くの人(特に私たち日本人)がオーストラリアをゆったりとした国であると認識している理由となっていると思います。

そしてこの働かない説にはオーストラリア人のマイペースな気質という建前に隠れて怠け者という意味をほのめかしていると私は思います。

わたしもその噂を信じていたうちの一人で、オーストラリア人の第一印象に「働かないちょっと怠けた人達」というのがあります。

夕方5時に締まるショッピングモールや、金曜の3時には早々に仕事を切り上げてパブでビールを飲む大人たちを見て「オーストラリア人はほんとに仕事しないな~~」と思っていました。

この「オーストラリア人は働かない怠け者説」はオーストラリアに渡る前から私の周りで囁かれ、実際にオーストラリア人の働き方を現地で見て私は本当だと思い込んでいたのです。

しかしこの考えはオーストラリア人の働き方とライフスタイル外枠しか捉えておらず、オーストラリア人の根本にあるものを感じとることができていませんでした。

私が「働くの大好き!日本人」の型にハマった考え方が抜け出せてなかった証拠だなぁと思っています。(反省)


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「オーストラリア人は働かない」本当の心理とは

オーストラリア人が日本人に比べ働く時間が短いというのは事実でしょう。一概には言えませんが残業は日本より少ない、休日も取りやすい、そして金曜の3時ごろには本当にパブでみんなビール飲んでいます。

というか金曜の昼間にはオフィスで飲んでいるという会社もあると噂に聞きます。

わたしがファームで働いていた時。

仕事開始から約2時間後、辞めていく同僚のフェアウェル(送り出し)という名目で、その同僚が持ってきたビールをわたしとボスの三人で飲み、1時間半ほど立ち話をするという日本だとありえない状況を経験しました。

(尚その間時給22.50ドルもしっかりと発生。)

(ビール仕事場に持ち込んでいいんだ…。)

とにかく仕事を途中でほっといて遊びに出かけちゃうのもオージースタイルです。
でもこれは、「オーストラリア人が働かない怠けた人たち」ということではなく、

「自分の大切にしていることを優先。」

そして

「そのために仕事を効率よく終わらせる。」

という彼らの生き方を体現した結果だと思います。

遊ぶことに全力なオーストラリア人

オーストラリア人は趣味に全力を注ぎます。

通勤前のジョギングやサーフィン。ビーチ沿いの犬の散歩。それにジム通い。

土日に行う本格的なキャンプや釣りや山登り。

釣りが趣味の人は自分専用のボートを持っているというのも珍しくありませんでした。

とにかくオーストラリア人は遊ぶことに全力を注いでいる。趣味や、好きなことに自分の生活を捧げることで、生活の軸をお金を稼ぐ仕事ではなく自分のやりたいことに向けているのです。

自分が全力になれる「遊ぶ」ということのために仕事は効率よく早く切り上げる。就業時間が来たら切り上げて残りは次の日に持ち越し。

だらだら仕事をやらないという結果にオーストラリア人が至るのは、人生の中で仕事以外にもいっぱい楽しみや生きがいを見出しているからだなぁと思うのです。

中にはもちろん多くの日本人のように仕事が好きでなくとも嫌いでなくともバリバリ働いているという人もいます。しかし、そういう人たちから見ても仕事をする時間を減らして遊んでいる人が「怠けている人」という捉え方はしないと思います。

対して、働くことに人生を捧げる多くの日本人を見てきた私だからこそ、オーストラリア人の働き方に納得のいかないことも多く、先の「オーストラリア人働かないな~」に至った訳です。

家族との時間を大切にするオーストラリア人

趣味に全力を注ぐことに加えてもう一つ。オーストラリア人は家族や自分を本当に大切にしています。

残業が少ないのも、外食が高いのも、オーストラリア人が家族と家に居て、その時間を大切にしてきた結果だと私は思います。

(オーストラリアで外食すると本当に高くつく。ディナーを外で食べるとメインで約30ドルとかが平均。日本円で約2500円とか。)

仕事に打ち込んでいる人が自分も家族も大切にできていないというわけでは決してありませんが、そのせいで家族と過ごす時間が減り、結果的にそのコミュニケーションの欠如が家族の崩壊を招き、我が家みたいな状況に陥る家庭も少なくないはず。

→「家族を説得できないと悩む人へ。勘当され(かけ)た私が思う家族との向き合い方」

そうならないために、というか単純に、大好きな家族と大切な時間を過ごすため仕事はほどほどにして切り上げるという慣習がオーストラリアには根付いているのだと私は思います。

だからオーストラリア人が日本人に比べて働く時間が短く、こっちからしてみれば怠け者!みたいに思う状況も、決して彼らは怠けた結果で仕事の時間を短くしているわけではなく、彼らの人生において大切なものを優先した結果仕事の時間が短くなったんですよね。

日本でオーストラリア人のような生き方は実行できるのか

日本神話の中に「労働は生きる喜びである」とのような記載があるという話の様に、日本人の労働と生きる意味の結びつきは歴史的にも文化的にも強いものです。

そのため日本がすぐにオーストラリアのように変わるものでもないし、働くことを大切にする日本人の特徴として変えるべきものなのかもわかりません。

もちろん仕事に生きる価値を見出して、仕事をずっとやっていたいという人もいます。その人たちはやりたいことやってんだからそれでいいと思うけど、みんながみんなそうじゃない。

「働くということ」と、「仕事以外にやりたいこと」まんべんなくできるのが私たちがもっと受け入れていい働き方だと私は思います。

そして働くことだけでなく趣味や勉強に時間を注ぐことができる環境が整えば、多くの人が自分の生きがいを仕事以外にも見つけることができるのになぁと思います。

仕事に注ぐ多くの時間で、他にやれることってたくさんありますよね。

学生時代絵を描くことが好きだった人はもっと絵を上達させることもできるし、楽器を触るのが好きな人は、今まで触ったことのない楽器に挑戦する機会があるかもしれない。

今の若い人と呼ばれる層の人たちは積極的に自分のワークライフバランスを保とうとしています。多くの方がフリーランスという働き方を選んでいることや、私の周りにも仕事をしながら趣味に打ち込んでいる人はいっぱいいます。

だから仕事以外の生きがいを見出している人たちを潰すような残業を強いる会社とか、先輩がオフィスにいるから後輩は帰りづらいみたいな社会の風潮が早くどっかいけばいいのにと心から思います。

オーストラリアみたいになれ!とは決して言わないけど、いろんな労働観があることを知ってほしい。

仕事ばっかりで息苦しさを感じてる人たちが、好きなことに打ち込みやすくなる社会に早くなりますよ~に!


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